会長挨拶
安心・安全で活力に満ちた地域づくりを目指します
吉野町二丁目鈴木自治会
会 長 中 山 和 義
自治会員の皆様には、日ごろから自治会活動に格別なるご理解ご協力をいただき誠にありがとうございます。また、鈴木地区以外の皆様におかれましては、ようこそホームページにお越しいただきました。心から歓迎申し上げたいと存じます。
鈴木地区は、近隣地区と同様に縄文時代の住居地として知られ、それ以降も各時代を通じてさまざまな特色ある歴史を残してきたと伝えられています。近隣を含む当地域は、明治22年(1989年)に宮原村の一部となり、さらに昭和15年(1940年)には大宮市の誕生に際しその最北端を占める地域となりましたが、当時は純然たる農村地帯でありました。その後、昭和34年(1959年)の首都圏整備法の成立に基づき各地で都市化が進みましたが、当地域は旧態依然の状態のまま取り残されることが懸念される状況となりました。
そこで、地元有志での発起人会を経て地域内関係者400余名により土地区画整理組合が結成され、後世により良い居住環境を確保するため、昭和39年(1964年事業認可)以前から十年余をかけて、全国でもいち早く歴史的な大事業を成し遂げていただきました。その記念事業の一環として鈴木地区内には大規模都市公園(つつじヶ丘公園)が造設されました。現在ではそのおかげで、同公園を中心に、地域全体が一体となって住民同士のコミュニケーションの促進、ひいては地域コミュニティの醸成を目的とした多種多様の行事を実施することが可能となっております。先人の方々の地域の将来への想い、情熱、先見の明、そして何よりも決断力、長期にわたる想像を絶するご努力に対し言葉では言い尽くせない感謝の念で一杯です。
そうした中で現在、自治会では「安心・安全で活力に満ちた地域づくり」を活動指針とし、高齢者の豊富な経験・知識・行動力を最大限に提供していただくとともに、次代を担う子供たちが‘地域に対する愛着心’を一層高められるよう、各種団体と連携・協力を図りながら諸行事を展開しています。そして、半世紀前に託されたつつじヶ丘公園をよりよい状態で次代に引き継いでいくため、自治会と公園愛護会が協力してその保全活動と有効活用に取り組んでいるところであります。
さて、皆様ご案内のとおり、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が続き、未だ収束する気配が見通せず、日常生活はもとより社会(経済)活動全般に影響が及んでいる状況でありますが、一面では、感染予防・拡大防止対策を万全に講じたうえで、新たな生活様式に沿って対応していくため新たな発想によりさまざまな工夫を行っていくことが求められているものと思います。
このような状況下だからこそ、会員の皆様や各種団体の皆さんの意向を踏まえ、調整を図り、目指すべき方向性などを見極め、具現化するための方策や事業(ソフト・ハード両面)などを提案・実行していく役割を担うのが自治会(活動)であるものと認識しているところであります。
一刻も早くコロナウイルス禍が収まり、すべての人たちに安寧で平穏な日常が訪れるよう祈念いたします。
皆様には今後とも地域の発展のため、自治会活動に対するご理解、ご支援並びに絶大なるご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。